20/08/04 16:00~20/08/11 15:59 配信
待機中
映画『サイレン』
監督 三宅伸行 / プロデューサー 伊東達夫 / MC 中藤契 / Asst. ねむ部長
作品情報
三宅伸行(監督)
京都府出身。同志社大学卒業後、広告代理店勤務。その後、映画監督を志し渡米。ニューヨーク市立大学院にて2年間映画制作学ぶ。
帰国後、株式会社ガゼボフィルムを立ち上げ、短編作品が数多くの映画祭で受賞。
帰国後、株式会社ガゼボフィルムを立ち上げ、短編作品が数多くの映画祭で受賞。
「サイレン」
突如サイレンが響き渡る中、アラブ系移民のアッバスが、日本人の老人、豊重の家に押し入る。
逃げ惑う豊重を押さえつけて背負い、玄関を飛び出すアッバス。
階段を駆け下りる姿に、明らかになるふたりの偏見と勘違いに満ちたこれまでの日々が重なる。
出演者
監督 三宅伸行
プロデューサー 伊東達夫
MC 中藤契
Asst. ねむ部長
QUESTIONNAIRE
1.この映画を撮ったきっかけはなんですか?
元々、社会面に乗っていた三面記事から着想を得ました。偏見や差別をテーマにした時に、コメディーにすることでより多くの人にメッセージが伝わると思い、映画制作を始めました。
2.影響を受けた作品・監督はいますか
影響を受けた監督・作品はたくさんありすぎて、一本というのは選べませんが、一番好きな監督は、クシシュトフ・キェシロフスキです。
3.普段どんな時にアイディアが生まれますか
アイデアの源泉は、色々な場所から収集していると思いますが、歩いているときにまとまる傾向があります。
4.作品へのこだわりがあれば教えてください
撮影にはこだわりがあります。ずっと一緒に映画を作ってきた撮影監督の八重樫肇春さんとルックやアングルなど突き詰めて話し合います。今回は、団地の「階段」が作品全体を表すモチーフだと感じ、その撮り方は色々と考えました。おんぶした状態で階段を駆け下りることが、単純に避難するという行為だけでなく、積み重なった時間を表していて、最終的に、おじいさんが家族と暮らしていた40年前にまで遡ります。映画のオープニングも下から三角の螺旋階段を見上げるカットです。
5.今回の作品で一番苦労した点を教えてください
編集ですね。時間軸をバラバラにしたのは脚本の時点のアイデアでしたが、編集の段階でかなり試行錯誤しました。しかし、結果出来上がった編集はほぼ脚本通りでした。
6.撮影現場について、スタッフ・キャストとのコミュニケーションはどのようにとっていますか。
現場ではもちろん予期しない問題だったりアクシデントは起こったりしますが、脚本の下集まって、アイデアを共有しているスタッフとキャストなので特別なコミュニケーションは必要ないと思っています。撮影現場よりも、現場に入る前にどれだけコミュニケーションをとっているかの方が重要だと思います。
7.壁にぶつかった時の乗り越え方を教えてください
本当に記憶喪失かと怒られるくらい、苦労したことを忘れてしまう性質でして…。映画作りでは楽しい記憶しかありません。作品が完成したら、その時壁だったこともどうやって乗り越えたのかを忘れてしまっています。
コメント
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