映画『おわりはじまり』
俳優:小林千里
MC:善知鳥いお
Asst.:七海りな
作品情報
一ノ瀬晶(監督)
「おわりはじまり」
出演者
QUESTIONNAIRE
1.この映画を撮ったきっかけはなんですか?
川越市の元町一丁目の、とある昭和建築をリノベーションしてゲストハウスにする「ゆききプロジェクト」というものをドキュメンタリー作品として追いかけることになり、その中で、川越の魅力と川越のみなさんの人柄に魅力を感じたからです。
2.影響を受けた作品・監督はいますか
直接の影響はわかりませんが、小学生の時にチャップリン映画にはまりました。あとはヴィム・ベンダースの『都会のアリス』、アッバス・キアロスタミの『友だちのうちはどこ?』のようなロードムービー。日本映画では、成瀬巳喜男作品でしょうか。
3.普段どんな時にアイディアが生まれますか
例えば、車窓からふとみえた景色だったり、とある坂道を通った時、どこかの家のガレージでホコリをかぶっているラジカセを見た時など、固有のモノと出会ったり、固有の場所に立った時に感化されてわきあがってくることが多いです。
4.作品へのこだわりがあれば教えてください
今回はジャズのセッションのように映画を撮ろうというのがあり、画の撮り方にして
も、演技にしても即興性を大事にしました。音楽もまた「死刑台のエレベーター」方式で、ジャズミュージシャンふたりに画にあわせて即興でつけてもらいました。
5.今回の作品で一番苦労した点を教えてください
不確定要素の多いロケーション撮影でありながら、1日で撮り切ろうというタイトなスケジュールだったところです。5分も無駄にできないので大変ではありましたが、結果、キャストとスタッフがひとつになって集中して進められました。
6.今後どのような作品を作っていきたいですか
たとえウェルメイドって言われても、お客さんの心に響くもの、生きていく上でのひとつの糧にしてもらえるような作品をつくっていきたいです。
7.撮影現場について、スタッフ・キャストとのコミュニケーションはどのようにとっていますか。
気持ちよく動いてもらえることが一番なので、風通しの良さは大事にしています。時間がない時でも、個別のことは個別にしっかり意思疎通をして進めるように心がけています。
8.壁にぶつかった時の乗り越え方を教えてください
現場ではぶつかっていないフリをして乗り切りますが、たいていの壁はすぐには乗り越えられないので、いったん落ち込むところまで落ち込みます。するとだんだんと楽になってくるので、そうなってから順序立てて方策を考える、ということが多いです。
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